貴方がいつも照らしてくれる 明かりを今日灯すのはわたし

2021年の私が貴方という人に出会った時には、もう終わっていたことがたくさんある。

中野サンプラザ公演も、パシフィコ横浜公演も、舞台『Phantom Quest』も、幕張メッセ公演も、朗読劇も、何もかも、終わっていた。
そして、2021年の貴方の誕生日を祝う、聖誕祭も。

出会いというのはどう足掻いてもタイミングでしかない。
だから、その聖誕祭に行けなかったことに対して、大して思い入れはなかったりする。

でも、少しだけ思っていた。
『貴方が生きていてくれて良かった』という、あまりにも重たすぎて普段は伝えることができないこの言葉を、多分言っても許されるのは誕生日だけだから。
その言葉を贈れる日を、貴方と過ごせている人がいたのは羨ましいって。

いや、そんな言葉、誕生日でも言っちゃいけないのかもしれないけどさ。

今、貴方をお祝いできることが素直に嬉しいです。

貴方がこの世界に生まれて、色々な選択をして、アイドルでい続けてくれて、2021年までそこにいてくれて、私が好きになってから今までも、ずっと大好きな人で在り続けてくれたことが、ただただ、嬉しい。

貴方と出会って、Mesemoa.に出会って、株式会社DDに出会って、アイドルの面白さを知ったから、今私は楽しい予定に溢れた人生を送れている。

貴方が私が作る世界に興味を持ってくれたから、また舞台を作ってみようと思えて、創作の世界に戻ることができた。

冗談抜きで、今、私がここに立って生きていられるのは、貴方がこの世界に生まれてくれたから。

2021年に一度消えかけた、わたしが歩く道の明かりを灯してくれたのは、貴方です。

にーちゃん

お誕生日おめでとうございます。

この世界に産まれて、
今まで生き続けてくれて、
アイドルになってくれて、
私の世界に現れてくれて、
本当に本当に、ありがとうございます。

貴方の顔が好きです。
貴方の体つきが好きです。
貴方の髪型が好きです。
貴方の腕が好きです。
貴方の手が好きです。

貴方の歌が好きです。
遥か高く、空まで昇っていくハイトーンが好きです。
メンバーの声と溶け合わせるような、美しいハモリが好きです。
感情がぎゅって詰まったがなりが好きです。
何より、全身で【歌うことが好きだ】と表現して歌うところ。
『自分の武器は歌だ』と言えるまで磨いた、貴方の歌が好きです。

好きになればなるほど、言葉って出てこなくなるもので。
私にはもう、にーちゃんに言える言葉が何もない。
言葉って、本当に陳腐で、役立たず。

だけど、何も言わないのは嫌だから…
少しでも、想いを届けるために、
同じ言葉の繰り返しになるけど、書こうと思います。

にーちゃんが好きです。
貴方という人が、丸ごと好きです。

生きていようと思わせてくれてありがとう。
明かりを灯してくれてありがとう。
もう一度、書こうと、創ろうと思わせてくれてありがとう。

貴方がそこで生きていてくれたから、私はここに立っている。
私と同じ時代を生きていてくれて、ありがとう。

いよいよ聖誕祭ですね。
YTJホールを埋め尽くすパッションピンクのうちの3本は、私です。

貴方がくれた明かりに比べたら、微々たるものかもしれないけれど…
貴方がいつも照らしてくれる明かりを、今日灯すのはわたし。

少しでも、貴方を導く光でいられる一日になりますように。

2022.07.13
まほろばより